便利な機能 - 計画作成

基本的な使い方で記載された機能以外にも、多くの便利な機能があります。このページでは計画の作成に関わる便利な機能を紹介します。

1. 計画の作成に関する便利な機能
1.1. 計画のエクスポート
1.2. 画像として計画をエクスポート
1.3. 計画のインポート、ダウンロード
1.4. 到着時刻指定、出発時刻指定
1.5. Open時刻、Close時刻の手動設定
1.6. 滞在時間0分の設定
1.7. GPS座標の設定とトラックファイルの読み込み
1.8. 地点距離の算出
1.9.1.  POIからポイント追加
1.9.2.  POIからポイント情報の修正
2.0. ウェイポイントの読み込みと利用
2.1. 計画のサムネイル
2.2. 天気予報

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1. 計画の作成に関する便利な機能

計画作成時に利用できる機能や設定について説明します。

1.1. 計画のエクスポート

作成した計画はブルベマネージャーの計画ファイルとしてエクスポートする事ができます。エクスポートした計画ファイルは再利用できるため、他者への情報提供としたり、バックアップとして使う事ができます。

計画ファイルとしてエクスポートするためにはDropBoxやiCloud等のクラウドストレージが必要となります。計画画面からメニューを表示し、「計画ファイルとしてエクスポート」をタップします。

インストールされているクラウドストレージアプリがこの画面に表示されます。DropBoxやiCloud等のクラウドストレージ機能が必要となります。


保存先を選んで保存してください。ファイル名は「brevetmanager.plan」として保存されます。適宜わかりやすい名前に変更してください。


1.2. 画像として計画をエクスポート

計画の内容を画像ファイルとしてエクスポート出来ます。BlogやSNSに公開する際に便利です。計画画面からメニューを表示し、「画像としてエクスポート」をタップします。


1画面に収まりきれない数のポイントがあっても、すべてがリストされた画像としてエクスポートされます。また画面下部のポイントの詳細情報は表示されません。ポイントを一覧した画像が生成されます。


写真アプリから保存された画像を見ることができます。

1.3. 計画のインポート、ダウンロード

公開された計画ファイルをインポートし利用する事ができます。インポートする計画ファイルは予めクラウドストレージに保存しておきます。ダウンロードはブルベマネージャーのアプリサイトを表示します。そこに公開された計画ファイルをダウンロードしインポートする手順になります。

計画一覧画面で編集状態に入り、インポートのメニューをタップします。


インストールされているクラウドストレージアプリが表示されます。


事前に保存しておいた計画ファイルをタップします。


インポートする際、速度と滞在時間についてどのように取り込むかを指定できます。公開されている計画は、それを作成した人の移動速度と滞在時間で構成されています。そのオリジナルの設定のまま取り込むか、それとも自分のブルベマネージャーの設定画面にある移動速度と滞在時間で取り込むかを選ぶことができます


ダウンロードする場合は、ダウンロードボタンをタップしてください。


ブラウザーが起動しアプリサイト内のダウンロードページが表示されます。そこで公開されている計画ファイルをダウンロードします。


iOSの場合、ブラウザー内でダウンロードしたファイルを表示し「共有」機能からブルベマネージャーにコピーする事でインポートが動作します。うまく行かない場合、またAndroidの場合はDropbox等のクラウドストレージに一旦保存してからインポート手続きを行ってください。

1.4. 到着時刻指定、出発時刻指定

ブルベマネージャーでの計画は、移動速度から到着時刻を、滞在時間から出発時刻を計算するのが基本です。ただ場合によっては到着時刻を指定し移動速度を逆算したい場合や、滞在時間によらず出発時刻を指定したい場合が発生します。このような設定を行う事も可能です。

画面に表示されている矢印の向きが計算方法を示します。通常は左側の設定値を元に、右側の値が計算されます。


矢印をタップする事で設定を変更できます。到着エリアの矢印をタップします。通常は「速度から到着時刻」を計算しますが、到着時刻から速度を逆算する方法としてみます。


矢印の向きが逆になり、編集可能な項目が速度から到着時刻に変わりました。


仮に到着時刻を13:15に設定すると、必要な移動速度は22.5km/hと計算されます。


デフォルトの「速度指定で到着時間を計算する」設定の場合、それより前のポイントに変更が発生した場合、それ以降のポイントの到着時刻も変更されます。
このような「到着時刻指定」の設定の場合、前のポイントに変更が行われても、到着時刻は指定時刻のまま変わりません。前のポイントの変更は、このポイントへの移動速度に反映されます。

前のポイントの滞在時間を25分とし、出発時刻を15分遅らせる修正を行いましたが、このポイントの到着時刻は変わりません。ただし移動速度に影響が現れ、27.7km/hで走行しなくてはならない計画になりました。


同様に出発時刻の設定変更をしてみます。出発時刻を指定し、滞在時間を計算する設定にしてみます。


出発時刻と到着時刻から滞在時間が逆算される設定になりました。出発時刻を17:30とすると滞在時間は30分になります。


到着時間指定、出発時間指定を利用するとより多彩な計画をすることができますが、それ以前のポイントでの変更が、時間指定がされているポイントへの時刻に反映されず、結果としてフィニッシュ時刻は変わらなくなります。この点に注意が必要です。また現実的ではない走行速度や滞在時間となってしまうケースも発生するので、注意が必要です。


1.5. Open時刻、Close時刻の手動設定

ポイントのOpen時刻、Close時刻は距離を設定する事で自動で算出されます。非定形のブルベだったり、ブルベ以外の用途で活用する場合は、それぞれの場合のClose時刻に手動で設定できます。


Close時刻は完走の成否に直結する値のため、計画を実行する前にかならずキューシートに記載されている時刻と照合してください。

一旦時刻を指定すると、時刻は固定化され、ポイントの距離を変更しても自動で再計算されません。再び自動で再計算されるようにするためには、時刻の編集状態にし「既定値に戻す」を選択してください。



1.6. 滞在時間0分の設定

滞在時間を「0分」とした場合、そのポイントへの到着時間の計算には特別の処理が行われ、アプリの設定に関わらず「到着時刻の切り上げ単位」に1分が適応され、実質的に切り上げ処理が行われなくなります。画面上にはそれを示す注意書きが表示されます。


これは到着の自動検知機能を使い通過時間のみを自動記録したい時に有効です。自動記録するためには、そのためのポイントを作成する必要があります。ただそのようなポイントを追加する度に、切り上げ単位分の誤差がフィニッシュ時間に加算されてしまいます。

そのようなポイントについては滞在時間0分と指定する事で、この切り上げ単位の設定がキャンセルされ、1分単位で到着時間が計算され、トータルの走行時間の見積もりへのノイズを低減する事が可能です。

到着時刻の切り上げ単位に関する説明は設定画面のページを御覧ください。


1.7. GPS座標の設定とトラックファイルの読み込み

各ポイントに保存できる情報としてGPS位置情報があります。ポイントにGPS位置情報を保存しておくと、「天気予報」や「到着の自動検知」機能が動作するようになります。

対象のポイントを選択し、ポイント情報ビューのGPS座標ボタンをタップします。GPS座標がまだセットされない場合、グレーのアイコンが表示されています。


地図画面が表示されます。この画面にはGPS座標に関するボタンが配置されています。


① 画面中央部分をポイントのGPS位置としてセットする
② 現在セットされているGPS位置を削除する
③ 画面をスクロールし、現在セットされているGPS位置を表示する
④ 画面をスクロールし、現在地を表示する
⑤ トラックファイルがロードされている場合、その全体を画面に表示する

ポイントの位置を画面中央部分に合わせ、①のボタンをタップしGPS位置をセットします。


計画画面に戻ると、ポイントのGPSアイコンが緑色になり、GPS位置が保存されている事がわかります。


以上の方法がGPS位置をセットする基本的な操作になります。

ただブルベルートのトラックファイルをロードしておくと、ポイントのGPS位置設定がとても楽に行えるようになります。各ポイントは距離の情報をもっています。トラックファイルがロードされていると、ルート上の距離地点を予め表示するため、地図上でポイントの場所までスクロールする手間が省けます。

ブルベ情報ビューのトラックボタンをタップします。トラックファイルが読み込まれていない場合、グレーのアイコンが表示されています。


地図画面が表示されます。この画面にはトラックファイルに関するボタンが配置されています。




① トラックファイルをロードする
② 現在ロードされているトラックファイルを削除する
③ 画面をスクロールし、現在地を表示する
④ トラックファイルがロードされている場合、その全体を画面に表示する

①のボタンをタップし、ブルベルートが記録されたトラックファイルを指定します。読み込み可能なトラックファイルはGPX形式のトラックファイルです。GPX形式のルートファイルは読み込めません。またKML形式等、GPX以外のフォーマットも読み込めません

トラックファイルは予めDropBoxやiCloud等のクラウドストレージに保存しておく必要があります。トラックファイルを読み込むと画面にルート全体が表示されます。


ルート図以外にすでに登録されているポイントもアイコンで表示されます。計画画面に戻ります。まだGPS位置が登録されていないポイントを選択します。


このポイントは距離位置は60kmです。トラックファイルから60km地点を特定し、その場所を予め表示してくれます。GPS座標ボタンをタップします。


キューシートの距離情報とトラックファイルの情報が正しければ、ほぼ画面をスクロールする事なくGPS位置をセットできます。


1.8. 地点距離の算出

PCや通過チェックについてはルート上に存在し、またその地点距離もキューシート上で明らかにされています。

逆に個人的に立ち寄ろうとしているグルメポイントや観光ポイントとはルート上に無かったり、ルート上だったとしても地点距離が不明確の場合がほとんどです。

トラックファイルがロードされていれば、立ち寄り地点の地点距離や、ルート上での離脱地点距離を算出してくれます。

おおよそ45km地点にあるグルメポイントへの地点距離を算出してみます。距離を暫定的に45kmとしてポイントを追加します。GPS座標ボタンをタップして地図画面を表示します。


この計画にはトラックファイルがすでにロードされているため、ルート上の45km地点の場所が予め表示されます。


地図をスクロールし、目的地を画面中央に表示してGPS位置をセットします。


画面上に赤いピンが表示され、その位置がGPS位置としてセットされたことを示します。次にその赤いピンをタップします。


そうするとルート上に吹き出しが現れ、ルート上の最寄り地点の距離が表示されます。この場合46.3km地点である事がわかります。計画画面に戻り、ポイントにこの距離を設定します。

このような方法でルート上の距離を算出する事が可能です。キューシートに記載されていない場所でも、ルート距離を算出する事を求める事が可能で、それを使った計画を作成出来ます。


1.9.1. POIからポイントの追加 (Version2.6) 

Version2.6からマップ画面上に表示されているPOIからポイントを追加する事ができるようになりました。POIとはPoint of Interestingの略で、地図上に表示される観光施設や店舗情報のスポットを指します。POIをタップする事で、ブルベの計画にポイントを追加する事ができます。

黄色で示したものはすべてPOI

ルート上の距離も自動で算出され、またポイントの名称も自動で入力されるため、簡単にポイントを追加できます。詳しくは「POIからのポイント追加」を御覧ください。


1.9.2.  POIからポイント情報を変更 (Version2.2) 

Version2.2から追加された機能です。1.7で説明された方法に加え、地図画面上に表示されるPOIをタップする事でも座標を設定することができるようになりました。加えてポイント名やルート距離も設定できるようになり、手入力でポイント名を入力する必要がなくなり、計画作成が楽になりました。

画面中央付近に表示されている郵便局をこのポイントに設定します。地図上の郵便局の文字列、またはそのアイコンをタップします。



ポイントとして登録するかの確認ダイアログが表示されます。


「OK」をタップするとPOIの名称と座標がポイントに登録されます。



今までの手入力に比べ、格段にポイント名の入力が楽になりました。この機能の動作にはいくつかの条件があります。下記の点に注意してください。
  1. この入力方法は計画が「編集」状態にある時のみ動作します。この地図画面を呼び出す計画画面で計画を「編集」状態にしてから地図画面を表示する必要があります。
  2. スタート、フィニッシュ、PC、通過Cポイント名と座標のみが設定されます。
  3. ユーザーポイントについても同様ですが、GPXファイルがロードされている場合、1.8で説明されているルート距離もポイント情報として設定されます。


ポイントにはPOIとしてGoogle Mapに登録されている座標が登録されます。大きな面積のPOIの場合、その座標は建物中心位置となっている場合が多く、その座標をポイント座標として利用すると、実際にはたどり着けない座標である場合もあり、自動チェックイン機能が作動しない可能性もあります。

例えば「皇居東御苑」をポイント登録した場合、その中心位置付近の座標がポイントとして登録されますが、実際には到達できない場所のため、自動チェックインが動作しない座標になってしまいます。


このような場合はPOIを一度ポイントとして登録した後に、その座標のみ1.7の説明されている方法で座標を設定しなおす等してください。


2.0. ウェイポイントの読み込みと利用(Version2.4) 

Version2.4から追加された機能です。ウェイポイントのGPXファイルを読み込み、それらを地図画面に表示することが可能になりました。また表示されたウェイポイントのマーカーから、新たなポイントを追加することも可能となりました。詳しくは「ウェイポイントの読み込みと利用」ページを御覧ください。


2.1. 計画のサムネイル

ブルベ種別に応じてデフォルトのサムネイル画像が表示されます。この画像を変更する事ができます。サムネイル画像をタップします。


ブルベ種別を示すデフォルトアイコンの他、任意の画像や、トラックファイルがロードされていれば、その軌跡のサムネイルを生成する事ができます。


ここではGPXトラックを選んでみます。


アイコン画像がトラックを描画した地図画像に変わりました。このアイコンは計画一覧や、この計画を実行した結果でも使われます。



2.2. 天気予報

天気予報機能の説明については天気予報のページを御覧ください。


2.3. ロック画面用の計画画像の生成

ロック画面用の計画画像の生成については、ロック画面用の計画画像を御覧ください。


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